梨の歴史
梨の原産国は中国で、古墳時代に日本に持込まれたと言われています。
弥生時代の遺跡から炭化した梨の種が出土しいる事から、この頃には梨の栽培がされていたと考えられています。
その後江戸時代になると100種類以上の品種が作られ、現在のような棚仕立てで栽培されるようになりました。
当時の梨は現代の物より甘味が少なく、保存も長くできたようです。
吉野梨の始まり
明治37年(1904年)に旧吉野村堀田の迫に山田熊三郎氏が梨苗百本を定植したのが始まりです。
現在では80戸の農家が梨を栽培しています。
栽培品種
主な品種は幸水・豊水・あきづき・秋麗・新高です。
きのみ農園では、その他に香麗、なつみず、甘ひびき、愛甘水、凛夏、里水、なるみ、かおり、甘太、大天梨、王秋、にっこりなどを実験的に栽培しています。
梨の健康効果
梨には健康成分が豊富に含まれています。
クエン酸・・・疲労回復
アスパラギン酸・・・利尿作用があり、有害なアンモニアを体外に排出(二日酔いに◎)
ペクチン・・・満腹感を長持ち、美容効果
食物繊維&ソルビトール・・・便通改善・大腸がんの予防・解熱(熱中症対)
カリウム・・・血圧の安定・むくみ改善
プロテアーゼ(酵素)・・・タンパク質の分解を促し、消化を良くする
カテキン、カフェイン酸・・・免疫細胞の改善して病気予防・糖質の吸収を抑える
美味しさの秘密
吉野梨には120年続く歴史のなかで培われた栽培技術があり、しかも地域一丸となって学び教えあっているので、どこの農家さんから買っても美味しい梨が食べれます。
例えば・・・
有機肥料を使って、ふかふかで微生物が活発に働く土づくりをしている!
梨は大きい方が美味しいので、適切な管理をして果実が大きくなるようにする!
病害虫から梨を守るために、つねに学び工夫している!
このような様々な工夫や努力を重ねて栽培しています。
Q&A
Q1 氷川町で栽培されている品種
A1 主に幸水・豊水・秋麗・あきづき・新高で最近では甘太が増えています
Q2 どんなアレンジレシピがあります?
A2 道の駅竜北で食べれる梨カレーや梨パイ他には梨ポテサラダ、白和えなどが美味しいです。
Q3 梨の一番の魅力は何?
A3 美味しくて健康に良い所
Q4 梨をどのように栽培していますか?
A4 梨は棚仕立てで栽培していて、身長より少し高い程度に育て栽培しています。